鹿鳴堂薬舗の考え方

鹿鳴堂薬舗の考え方

ご訪問ありがとうございます。店主の泉谷(いずたに)でございます。古都・奈良で薬剤師として、漢方専門薬舗「鹿鳴堂薬舗」を経営しております。このページでは、私たち鹿鳴堂薬舗の考え方をお伝えいたします。

現代医療の限界

医療体制が西洋医学一辺倒であることに、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?私もその一人です。薬学部大学院と製薬メーカーで現代医学の最先端に携わったことで、現代医学の限界を強く感じるようになりました。

たとえば、皆さんよくご存知の『風邪』。実は、風邪を根本的に治す薬は存在しません。皆さんが病院や薬局でお求めになられる『感冒薬』は、症状を抑えるだけのものです。

次の表は、現代医学の風邪への対処法です。

解熱鎮痛剤熱を下げ、のどの痛み、頭痛、関節の痛みを抑える。
去たん剤せきの原因となるたんを出しやすくする。
抗ヒスタミン剤鼻みず、鼻づまり、くしゃみを抑える。

ご覧のように、『症状を抑える薬』はあっても、『原因を根本から治す薬』は存在しないのです。では、なぜ風邪は『治る』のでしょうか?それは体に備わっている『自然治癒力』が働くからです。

風邪が治るのは「薬」ではなく「自然治癒力」のおかげ

自然治癒力を専門的な言葉で言い換えると、「恒常性維持機能」となります。
体温を36度前後に保ち、平常の行動では心拍数と呼吸数を一定にし、一日の尿量を通常約1.5リットル前後に調節するなど、体の状態を一定にする機能のことです。

また体は、細菌やウイルス等を排除し、常に正常な状態に保とうとします。ストレスや病原菌などに負けて病気になってしまった場合には、この免疫システムが、病気を治すための力となります。この、体を常に正常に保とうとする力が、『自然治癒力』です。風邪は感冒薬が治すのではなく、あなたの中にある『自然治癒力』が治すのです。

漢方は「自然治癒力」を高めます

漢方はその『自然治癒力』を最大限に引き上げることが特徴です。現代医学では治療が難しい、癌やリウマチ、特定疾患(脊髄小脳変性症、多発性硬化症など)、またアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症など)、原因不明の慢性病(耳鳴り、自律神経失調症など)に対しても、『自然治癒力』は有効に働きます。

漢方の鹿鳴堂薬舗は、現在闘病中の方や、将来の健康についてお悩みの方に、自然治癒力を最大限に高めることで、心身ともに健康になって頂きたいと考えております。

鹿鳴堂薬舗の使命

私・泉谷修一の祖父は、大阪で薬局を経営する薬剤師でした。地域住民の方の健康だけを考え、昼も夜もなく一心に働き、最後には自らの体を壊して亡くなりました。私はその壮絶な人生を見て、祖父の遺伝子を引き継いだことを誇りに感じております。

私たち鹿鳴堂薬舗は、『漢方を売る』だけでなく、その先にある『お客様の健康と幸せ』を叶えるべく努力して参ります。そして、お客様を家族だと思って対応させて頂きます。あなたのお役に立つことが、私たち鹿鳴堂薬舗の使命であり喜びです。