漢方を最大限に活用するためには、大切なことがございます。
漢方で大切な3つのこと
- カウンセリングで証を探り当てる
- 漢方薬剤師の知識・経験
- アフターフォロー
カウンセリングで証を探り当てる
お一人お一人のお客様に合ったご提案をさせて頂くために、「証(しょう)」という指標を用います。証とは、体質や体力、症状などから判断する、体全体の状態を表した漢方特有の概念です。
体質や症状により、「陰証と陽証」「虚証と実証」「表証と裏証」「寒証と熱証」「気虚証・お血証・水毒証」など、さまざまな証に分類されます。(この他に「6段階の病期」や「気・血・水」などの指標を組み合わせて、人体の状態を正確に把握します)
漢方をいくら服用しても、「証」を外していれば、見込んでいた変化を得られません。同じ病気でも、証が違えば、違う漢方が必要だからです。カウンセリングによる証の見極めは、もっとも重要な作業となります。
この「証の見極め」はたいへん高度な技術となりますので、ご自身の証をお知りになられたい方は、経験を積んだ専門の漢方薬剤師に判断してもらうのが一番です。
漢方薬剤師の知識・経験
漢方は2,000年以上前に発祥し、日本でも独自の発展を遂げました。近年では、科学的なアプローチによる薬効の解明も進んでおり、その知識も漢方処方では役に立ちます。
また、「証の見極め」は、経験によるところが大きく、すぐに身につくような能力ではありません。
知識と経験に裏打ちされた漢方薬剤師だけが、漢方のチカラを最大限に引き出すことができます。
アフターフォロー
漢方服用で症状が変化してきたら、その変化に合わせて漢方を変えていくことが、体質改善のために欠かせません。状態の変化に合わせて、粘り強く適切なアフターフォローを続けることが大切なのです。